この記事では、
フリーターから正社員になり、本社で経理にも携わるようになった私が、
転職を決意する前に感じていた違和感について整理しています。
直接的な不満があったわけではありません。
会社にも、上司にも、感謝はあります。
それでも、
「マネジメントを任せるには、まだ若い」
そう言われたことをきっかけに、
自分の中で噛み合わない感覚が残りました。
この記事は、
転職を勧めるためのものでも、
会社や上司を否定するためのものでもありません。
転職を決意する前に起きていた、
自分の立ち位置と成長の余地が見えなくなっていく感覚を、
当時の視点のまま言葉にした記録です。
今、
大きな不満はないけれど、
どこか納得しきれない違和感を抱えている人にとって、
状況を整理する材料になれば幸いです。
目 次
マネジメントには「まだ若い」と言われた
ある面談の中で、
上司からこう言われました。
マネジメントを任せるには、
まだ若いと思っている。
否定された、という感覚はありませんでした。
乱暴な言い方でもなかった。
組織として慎重に考えているのだろう、
というのも理解できました。
年齢や経験を踏まえて、
段階的に任せていく。
管理職としては、ごく自然な判断だと思います。
だから、その場では反論もしませんでした。
納得しようともしました。
それでも、
面談が終わったあと、
自分の中に小さな引っかかりが残りました。
その後に起きた「別の出来事」
しばらくして、
同じような業務を担える中途社員が採用されました。
年齢は、自分より10歳以上上。
能力的にも、極端な差があるとは思えない。
その人が悪いわけではありません。
採用判断をした上司を責めたいわけでもありません。
ただ、
「若いから任せられない」と言われた直後に、
年上で同程度の能力の人が入ってきた。
この事実を前にして、
自分の中で一つの疑問が生まれました。
では、
自分が任されない理由は、
いったいどこにあったのだろう。
年齢なのか。
経験なのか。
それとも、別の何かなのか。
その基準は、
自分には一切説明されていませんでした。
「若い頃は会社を回していた」と言われたこと
さらに、別の場面で、
こんな言葉をかけられたこともあります。
俺がお前と同じ年の頃には、
もう会社を回していた。
武勇伝として語られた言葉だったと思います。
悪意はなかった。
でも、
その言葉を聞いたとき、
自分の中でまた違和感が強まりました。
若いから任せられない。
でも、同じ年齢の頃には会社を回していた。
この二つの言葉は、
同時に成立しているはずなのに、
自分の中ではうまく重なりませんでした。
自分を飛ばして、仕事が振られていった
決定的だったのは、
仕事の振られ方が変わっていったことです。
それまで自分が関わっていた業務が、
ある時から、
自分を通さず、
年下の社員に直接振られるようになりました。
任されなかったこと自体が、
一番つらかったわけではありません。
せめて、
役割が変わるなら説明がほしかった。
自分経由ではなくなる理由を知りたかった。
でも、
そうした説明は一切ありませんでした。
任されなかったことよりも、
自分の立ち位置が、
説明もなく書き換えられていったこと。
それが、
いちばんきつかった。
基準が開示されていなかったことへの違和感
この違和感は、
年齢差別だと断定したいわけではありません。
組織には、
組織なりの事情があります。
全体のバランスや、
配置の都合もあるでしょう。
ただ、
自分にはその判断基準が見えなかった。
何を満たせば、
次に進めるのか。
どこを伸ばせば、
役割が変わるのか。
その道筋が示されないまま、
「まだ早い」とだけ言われ続ける。
この状態では、
努力の方向を定めることができません。
自分の立ち位置と、成長の余地が分からなくなった
この頃の私は、
働きながら勉強を続けていました。
簿記1級や宅建を取ったことで、
自分の中の基準も、
確実に変わっていました。
一方で、
組織の中での自分の位置は、
むしろ曖昧になっていった。
どこに向かえばいいのか分からない。
今の延長線に、
自分の成長が見えない。
それが、
転職を考え始めた直接の理由ではありません。
でも、
「このまま何も考えずに続けるのは違う」
そう思い始めるには、
十分な違和感でした。
まとめ(固定)
会社にも、上司にも、感謝はあります。
その前提は、今も変わっていません。
それでも、
マネジメントには若いと言われた一方で、
判断基準が自分には開示されなかったこと。
役割が説明なく変わっていったこと。
それらが重なり、
自分の立ち位置と成長の余地が、
見えなくなっていきました。
これは、
誰かが悪いという話ではありません。
再起を誓い、
自分の成長を強く意識していた自分と、
組織として全体を見ていた上司。
その前提の違いが、
違和感として表れただけです。
この違和感に気づいたことが、
すぐに転職の決意につながったわけではありません。
ただ、
「判断を先送りし続けること」
そのものを見直すきっかけにはなりました。
無理に結論を出さなくていい。
でも、違和感をなかったことにしない。
それだけで、
次に考えるべき選択肢は、
少しずつ見え始めます。
再起は、
一度の決断で完成するものではありません。
こうした違和感を拾い上げ、
判断軸を更新していく中で、
静かに続いていくものだと思っています。
一緒に前へ進んでいきましょう。
