この記事では、
28歳までフリーターだった私が、31歳で本社に異動してから37歳までの6年間、
なぜ転職サイトにも登録せず、
「決めないまま」働き続けていたのかを振り返っています。
アルバイトから正社員になれた。
本社に異動し、経理にも関われた。
年収も少しずつ上がった。
表面だけ見れば、
少なくとも「振り落とされてはいない状態」でした。
それでも、
このままでいいのかと聞かれれば、
はっきり「いい」とも言えなかった。
転職するほどの不満はない。
でも、今の場所に納得しているわけでもない。
この記事では、
その曖昧な状態の正体を
「判断を先送りできてしまう構造」という視点で整理します。
今、
辞める理由もないけれど、
続けたい理由も言葉にできない。
そんな場所に立っている人にとって、
自分を責めずに状況を捉え直す材料になれば幸いです。
目 次
本社異動で「とりあえず落ち着いた」感覚が生まれた
31歳で本社に異動し、
経理の仕事にも関わるようになりました。
それまで現場中心だった仕事から、
数字を見る側、会社全体を意識する側に移れた。
正直、
「ここまで来られた」という安堵はありました。
フリーターだった過去を考えれば、
十分すぎるほど前に進んでいる。
この時点で、
大きな不満を抱く理由はありませんでした。
満足していないのに、妥協できてしまっていた
ただ、
心のどこかでは分かっていました。
すべてに満足しているわけではない。
でも、今すぐ変えるほどの不満もない。
この状態は、
不安定そうに見えて、実はとても安定しています。
・生活は崩れていない
・評価もゼロではない
・明確な不満もない
だからこそ、
「決めない」という選択が成立してしまう。
私はこの状態に、
長く居続けていました。
転職サイトに登録しなかったのは「覚悟がなかった」からではない
37歳になるまで、
私は一度も転職サイトに登録していませんでした。
理由は、
転職したくなかったからではありません。
「今すぐ辞めなくても困っていない」
それだけでした。
動いた結果、
今より悪くなる可能性もある。
そう考えると、
判断を先送りにするほうが合理的だった。
これは、
逃げでも怠慢でもありません。
判断を先送りできる設計の中にいた
ただ、それだけです。
振り落とされない設計を選び続けていた
今振り返ると、
私はずっと「振り落とされない設計」を選んでいました。
正社員であること。
本社にいること。
経理に関われていること。
どれも、
再起を終わらせないためには十分な条件です。
一気に勝ちに行く選択ではない。
でも、
負けない位置にはい続けられる。
その設計の中では、
「決めない」という選択も成立します。
判断を先送りしている人は、実はとても多い
この状態にいる人は、
決して少なくありません。
辞めるほど不満はない。
でも、納得しているわけでもない。
だから決められない。
だから動けない。
それは、
何もしていないからではありません。
ただ、
状態を言葉にできていないだけです。
まとめ
31歳から37歳までの6年間、
私は止まっていたわけではありません。
正社員として働き、
本社で経理に携わり、
生活も崩れていなかった。
ただ、
「判断を先送りできる状態」に
長く居続けていただけでした。
それは、
再起を終わらせないための合理的な選択でもありました。
判断を先送りしている自分を責めなくていい。
でも、
その状態を自覚しないままでは、
時間だけが過ぎてしまう。
無理に決断する必要はありません。
ただ、
今どこに立っているのかを
一度言葉にしてみる。
それだけで、
次に考えるべきことは見えてきます。
このあと私は、
「辞めるかどうか」ではなく、
判断材料を持つために動く
という選択をすることになります。
再起は、
決断した瞬間だけで進むものではありません。
迷いながらでも、
踏みとどまりながらでも、
終わらせなかった判断の積み重ねで続いていきます。
一緒に前へ進んでいきましょう。
