不安や焦りから、
「転職したほうがいいのか」
「今は動かないほうがいいのか」
判断がつかなくなる時期があります。
28歳までフリーターで、
就職経験も就職活動の経験もなく、
37歳で初めて転職活動に向き合った私も、
まさにその状態でした。
この記事では、
転職を前提に動いたわけではなかった私が、
まず「転職しない」という判断軸も残したまま、
判断材料を集めていった過程について整理します。
年収を上げるための記事でも、
転職を勧める記事でもありません。
再起の途中で、
選択肢を一つに絞り切れずにいる人が、
判断を急がずに済む材料を持ち帰ってもらえたら幸せです。
目 次
転職も「再起の手段」として考えていた
これまでこのブログで書いてきたとおり、
私にとって
資格も、仕事も、転職も、
すべて「再起を終わらせないための手段」でした。
転職だけを、
特別な勝負や人生の分岐点として
切り離して考えたくはなかった。
だから、
「転職するかどうか」よりも先に、
「判断できる状態かどうか」を
大事にしていました。
一番嫌だったのは、選択肢を確認していない状態だった
当時の私にとって、
一番嫌だったのは、
転職することでも、転職しないことでもありません。
選択肢を持っているのかどうかが分からない状態でした。
・今の年収は高いのか低いのか
・市場からどう見られているのか
・今動くべきなのか、待つべきなのか
どれも分からないまま、
「今は動かない」と決めるのは、
逃げに近い判断になる気がしていました。
転職する前提では動いていなかった
誤解されやすいですが、
私は最初から転職するつもりで
動いていたわけではありません。
転職しない可能性も、
きちんと残しておきたかった。
ただ、
何も知らないまま
「転職しない」と決めるのは違う。
だから、
判断材料を拾うために、
転職活動という場を使いました。
最初に確認したのは、今の年収と市場の相場
最初に確認していたのは、
「いくら欲しいか」ではありません。
今の年収に対して、
市場の相場はどれくらいなのか。
これを知らなければ、
転職する判断も、
転職しない判断もできません。
自分の感覚だけで
「まだ早い」「今は動くべきじゃない」
と決めるのが、一番危険だと思っていました。
その上で、面接で繰り返し聞いていた二つの質問
相場感を確認したうえで、
面接やエージェント面談では、
同じ質問を繰り返していました。
一つ目は、
同じ経理職で業界を変えた場合、
年収はいくら上がるのか。
二つ目は、
今のスキルセットと実務経験に、
何を足せば年収が上がるのか。
これは、
欲張りな質問ではありません。
自分が持っているカードと、
まだ持っていないカードを
確認するための質問でした。
見えてきたのは「転職しない」という選択肢だった
話を聞く中で、
年収だけを見れば、
今すぐ転職できる選択肢が
ゼロではないことも分かりました。
一方で、
経験として足りないものも
はっきりしました。
・連結
・開示
・会計士対応
・上場企業での役割
これらを積むことで、
将来的な選択肢が
確実に増えることも見えてきました。
その結果、
「転職しない」という判断が、
初めて現実的なカードとして
手元に残りました。
選択肢をカードとして持てたこと自体が前進だった
転職活動をした結果、
必ずしも転職する必要はない。
でも、
転職できる可能性があると分かったうえで
「今は動かない」と決められる状態は、
それまでとはまったく違いました。
選択肢を確認できたこと自体が、
再起の途中にいる自分にとっては
十分な前進でした。
まとめ
このブログでは、
転職の正解を書いているわけではありません。
年収が上がるかどうか、
今すぐ動くべきかどうか、
そういった結論を出したいわけでもありません。
後悔が消えなくても、
不安が残っていても、
再起は続けられます。
私が転職活動を通して得たのは、
「転職する」という答えではなく、
「転職しない」という判断も含めた、
複数の選択肢でした。
大切なのは、
どのカードを切るかよりも、
カードを残したまま今日を終えられたかどうか。
それだけで、
再起は続いていきます。
一緒に前へ進んでいきましょう。
