転職

転職エージェントを2社使った理由 ──37歳・初めての転職で判断を壊さなかった選択

この記事では、
28歳までフリーターで、就職経験も就職活動の経験もなかった私が、
37歳で初めての転職にあたり、
なぜ転職エージェントを「1社だけ」にせず、
「2社」という選択をしたのかを書いています。

転職活動を始めた当時の私は、
市場相場も分からず、
履歴書や職務経歴書の書き方も分からず、
面接を受けた経験すらありませんでした。

そんな状態で、
一つの意見だけを正解だと信じるのは、
正直かなり怖かった。

だから私は、
判断を一人で抱え込んでしまう状態を避けるために、
意図的に「複数の視点」を持つことを選びました。

この記事は、
エージェントを何社使うべきかを決めるための記事ではありません。

初めての転職で、
「一人で全部判断しなければいけない」という
思い込みを抱えている人が、
別の選択肢があると気づくための材料です。

再起の途中で判断を誤らないための
一つの考え方として、
持ち帰ってもらえたら幸せです。


37歳、初めての転職は「判断材料」が決定的に足りなかった

37歳での初めての転職。
しかも私は、就職活動そのものが初めてでした。

28歳までフリーター。
アルバイト先で契約社員にしてもらい、
その後、本社異動で経理を始めたという経歴。

一般的な「転職経験者」の前提が、
自分にはほとんど当てはまりません。

・転職市場の相場が分からない
・自分の経歴がどう評価されるのか分からない
・そもそも職務経歴書というものを見たことがない

この状態で、
「このエージェントが言うなら正解だ」と
一つの意見にすべてを預けるのは、
私にとって合理的とは言えませんでした。


なぜ「1社」ではなく「2社」だったのか

複数エージェントを使う理由として、
よく言われるのは
「求人をたくさん集めたいから」かもしれません。

でも、私の理由は少し違います。

1社だけだと、
その意見が正しいのか、偏っているのか、
確かめる術がありません。

かといって、
3社も4社も使えば、
初めての転職では情報を処理しきれない。

だから私は、
「比較できる最小単位」として、
2社を選びました。
判断を増やすためではなく、壊さないための数です。

意見が違えば立ち止まれる。
似たことを言われれば安心できる。

この「確認できる状態」を、
意図的につくりたかったのです。


職務経歴書は「一人で完成させるもの」ではなかった

実際に2社を使ってみて、
一番良かったと感じたのは
職務経歴書のブラッシュアップでした。

最初に作ったアウトラインは、
正直かなり粗いものでした。

・どこを強みとして書くか
・資格をどの位置に置くか
・現場経験と経理経験をどうつなぐか

これを一人で考えていたら、
「これでいいのか分からない」状態のまま、
提出していたと思います。

2社それぞれから
異なる視点のフィードバックをもらい、
共通して評価された点は残し、
違う意見は自分で考え直す。

その過程で、
「自分はどう見せたいのか」が
少しずつ言葉になっていきました。


求人紹介も「数」ではなく「比較」で意味を持った

求人についても同じでした。

どちらのエージェントも
魅力的な求人を紹介してくれましたが、
2社あったことで、

・なぜこの求人を勧めているのか
・どこを評価されているのか
・どんな懸念があるのか

を冷静に見ることができました。

1社だけだったら、
「これを逃したら終わりかもしれない」
という焦りに飲み込まれていたと思います。

比較できたことで、
判断を急がずに済んだ。
これは精神的にも、とても大きかったです。


伴走があったから、初めてでも前に進めた

面接対策も、私にとっては未知の領域でした。

想定質問の整理。
答え方の組み立て。
オンラインでの模擬面接。

担当者だけでなく、
その上司も交えて
3人で壁打ちをしたこともあります。

「一人でやる前提」だったら、
ここまで準備する発想すら
生まれなかったと思います。


再起の途中では「判断を壊さない設計」が最優先だった

私にとって転職は、
キャリアアップのための勝負ではありませんでした。

再起を続けるための手段。
その途中で、
自分の判断を壊さないことが最優先でした。

複数エージェントを使ったのは、
成功確率を上げるためではありません。

「一人で全部背負わなくていい状態」を
最初から用意するための選択でした。


まとめ

初めての転職では、
正解を当てにいくよりも、
判断を壊さないことのほうが大切だと感じています。

私が転職エージェントを2社使ったのは、
選択肢を増やしたかったからではありません。

一つの意見にすべてを委ねず、
自分の立ち位置を確認できる状態を
つくりたかった。

その結果、
職務経歴書は一度で完成するものではなく、
複数の視点を通して磨かれていくものだと分かりました。

紹介される求人も、
「多い・少ない」ではなく、
比較できることで初めて意味を持ちました。

転職活動を、
一人で抱え込む必要はありません。

正解を当てなくてもいい。
一発で決めなくてもいい。

判断を続けられる状態を残しておく。
それだけで、再起は終わりません。

この記事が、
あなたが一人で背負い込まなくていいと
気づくきっかけになれば、
それで十分です。

一緒に前へ進んでいきましょう。