再起

28歳フリーター──何もない自分に「1」を積み重ねる場所が仕事だった

正直に言うと、
私は「好きなことを仕事にする」なんて始まり方ではありませんでした。

やりたいことが明確にあったわけでもない。
夢を追いかけられる余裕もない。

最優先だったのは、
生活を成り立たせることでした。

自信もありませんでした。
実績もありませんでした。
失敗の記憶ばかりが残っていました。

それでも、
動かなければ何も変わらない。

だから私は、
「選べなかった仕事」に身を置くところから
再起を始めました。

この記事は、
夢を追えた人の成功談ではありません。

挫折して、
自信を失って、
それでも動くしかなかった人間が、
仕事をどう位置づけてきたかの話です。

挫折した時ほど仕事のスタートは手探りになる

28歳フリーター
就職経験なし

当時は大きくつまずいて、
自分を信用できなくなります。

・自分の判断は間違っているんじゃないか
・どうせまた失敗するんじゃないか
・何を選んでも意味がないんじゃないか

仕事を始めても、
「この仕事に意味があるのか分からない自分」を
どこかで責めていました。

本当は環境に慣れていないだけなのに、
能力の問題にすり替えていました。

挫折経験がある人ほど起きやすい感覚ではないでしょうか。

仕事1年目は、手探りで当たり前だった

仕事を始めて1年目、
私はほとんど何も分かっていませんでした。

何が分からないのかも分からない。
全体像は霞んでいて、
正解率は低く、失敗ばかり。

今振り返れば当然ですが、
当時はそれを「自分がダメだから」だと思っていました。

でも今ならはっきり言えます。

1年目に意味が見えないのは、能力の問題ではありません。

単純に、
まだ情報が足りないだけです。

仕事は“自己実現”ではなく「1を積む場所」だった

最初から
自己実現なんて考えられませんでした。

ただ、

・毎日職場に行った
・言われたことをやった
・失敗して、怒られて、覚えた
・少しずつ慣れていった

それだけです。

でも、
それがすべて 「0 → 1」 でした。

何もなかった自分が、
唯一、確実に積み上げられた場所。

それが、
私にとっての仕事でした。

 3年くらいしてようやく見えてきたもの

3年経っても、
急に自信がついたわけではありません。

でも、

・判断が少し早くなった
・迷い方が変わった
・自分を責める時間が減った

確実に、
感覚は変わっていました。

このとき初めて分かりました。

自信は、
前向きな気持ちから生まれるものじゃない。

積み上げた履歴から、あとから湧いてくるものだと。

今、手探りで働いている人へ

もし今、

・この仕事が好きか分からない
・意味があるのか分からない
・やりたいことでもない

そう感じていたとしても、
それで大丈夫です。

好きじゃなくていい。
意味が分からなくていい。

それでも、
続けているなら、あなたは「1」を積んでいます。

何もしていない人より、
確実に一歩先にいます。

今日、
「できるようになったこと」を1つだけ書いてみてください。

小さくていいです。

・昨日より早く終わった
・前より迷わなかった
・怒られずに済んだ

それが、
あなたの「1」です。

私は今も、
再起の途中です。

完成していません。
自信も揺れます。

それでも、
仕事を通して積み重ねた「1」は残っています。

何もない自分に、
確実に足場を作ってくれた場所。

それが、
私にとっての仕事でした。

一緒に前へ進んでいきましょう。