転職

年収に違和感を覚え、転職前に相談した理由

働きながら勉強を続けてきたのに、
年収の話になると
「周りとのバランス」という言葉で片づけられる。

その瞬間、
自分が何を基準に評価されているのか、
分からなくなることがあります。

私自身、
28歳までフリーターで、就職経験もなく、
現場の契約社員から正社員、本社異動を経て、
前の会社では10年間働いてきました。

その間、
再起を誓って働きながら勉強を続け、
簿記1級と宅建も取りました。

環境にも、人にも、
学ばせてもらったことは多く、感謝しています。

それでもある時から、
「このままでいいのか」という違和感だけが、
どうしても消えなくなりました。

この記事では、
私が転職を決める前の段階で、
なぜ転職エージェントに相談しようと思ったのか

その一番のきっかけと、
当時の感情、判断の流れを整理します。

転職を勧める記事ではありません。
年収アップを煽る記事でもありません。

ただ、
今の評価や年収に違和感はあるけれど、
すぐに何かを決める勇気もない。

そんな再起の途中にいる人が、
判断を一つ整理する材料を
持ち帰ってもらえたら幸いです。


28歳フリーターから、10年かけて積み上げてきたもの

28歳まで、私はフリーターでした。
就職経験もなく、社会人としてのキャリアはゼロ。

そこから、
現場のアルバイト、契約社員、正社員を経て、
31歳で本社に異動し、経理としてのキャリアが始まりました。

再起を誓ってからは、
「働きながら勉強する」ことだけはやめませんでした。

仕事が終わってから机に向かう。
休日も資格の勉強を続ける。

その結果、
簿記1級を取り、宅建も取りました。

資格を取ったからといって、
評価や年収が劇的に変わったわけではありません。

それでも、
「ここまでやった」という事実だけは、
自分の中に確かに積み上がっていました。


周りと自分の「前提」が違っていた

職場を見渡すと、
仕事以外で勉強している人は多くありませんでした。

それが良いとか悪いとかではありません。

ただ、
自分は「再起」を意識して働いていた。
そこが、少し違っていたのだと思います。

同じ時間を使って働いていても、
積み上げようとしているものの前提が違う。

だからこそ、
どこかで評価にも差が出るはずだと、
無意識に思っていたのかもしれません。


上司との面談で言われた「周りとのバランス」

転機になったのは、上司との面談でした。

年収や昇給の話になったとき、
言われたのは
「周りとのバランスを見て決めている」という一言。

正直に言えば、腹が立ちました。

ただそれ以上に、
「自分は何を基準に評価されているのか分からない」
その状態に置かれていることが、怖かった。

年収そのものより、
判断の軸が見えないことへの不安でした。


一番つらかったのは「判断材料がない」こと

会社の中では、
他人の年収は分かりません。
評価の軸も、会社の中にしかありません。

その基準だけで、
自分の価値を判断し続けることに、
どこか限界を感じていました。

もし市場的にも妥当な年収なら、
納得して働き続ける選択もできたはずです。

でも、その確認すらできていない。

判断できないまま時間が過ぎていく。
その状態が、一番耐えられませんでした。


転職したかったわけではない

この時点で、
私は転職を決めていたわけではありません。

今すぐ辞めたいとも思っていませんでした。

ただ、
・自分の市場相場はいくらなのか
・今のスキルと実務経験で、どう評価されるのか

それを一度、
会社の外から確認してみたかった。

そのために、
転職エージェントに相談する、という選択をしました。


エージェントは「決断の場」ではなく「把握の場」

私にとって、
エージェントとの面談は決断の場ではありませんでした。

自分の立ち位置を把握するための場。

今の年収は、
市場ではどう見えるのか。
この経験で、どんな選択肢があるのか。

その情報を持った上で、
転職するかどうかは後から決めればいい。

再起を手段として考えていたからこそ、
結論を急ぐ必要はありませんでした。


資格と実務のギャップも、無視できなかった

もう一つ、
無視できなかった感情があります。

資格と実務経験のギャップでした。

簿記1級も宅建も、
再起の土台にはなっていました。

でも今の環境では、
それを十分に活かし切れているとは言えなかった。

このまま続けるなら、
資格を活かす方向ではなく、
組織を運営する側に回る必要がある。

それが悪いとは思いません。
ただ、今やりたいのはそこではありませんでした。

まずは、
資格を活かして実務経験を積みたい。
その可能性があるのかを、知りたかったのです。


相談したことで、判断が一つ整理された

エージェントに相談したからといって、
すぐに転職を決めたわけではありません。

ただ、
今の年収が極端に低いわけではないこと。
一方で、経験次第で上を狙える余地があること。

それが分かっただけで、
判断の軸が一つ、はっきりしました。

感情だけで考えていた状態から、
材料を持って考えられる状態に変わった。

それだけで、
再起が一段、前に進んだ感覚がありました。


まとめ

私がエージェントに相談しようと思った理由は、
転職したかったからではありません。

年収を上げたい、環境を変えたい。
そう決めきれていたわけでもありませんでした。

ただ、
今の評価や年収が
妥当なのかどうかを判断する材料が、
自分の手元に何もなかった。

その状態で時間だけが過ぎていくことが、
一番怖かったのだと思います。

だから私は、
転職を決める前に、
まず相場を知るという選択をしました。

今は、相談するだけでいい。
決めるのは、材料を集めてからでいい。

違和感や怒りが出てきたとき、
それをすぐ結論にしなくてもいい。

判断材料を集める。
それだけで、再起は終わりません。

一緒に前へ進んでいきましょう。