転職

フリーターから正社員へ|仕事を再起の手段にした30歳の本音

この記事では、
28歳までフリーターだった私が、
30歳で正社員になったとき、
その立場をどう受け止め、
仕事をどう位置づけてきたのかを書いています。

「フリーターから正社員になれば、人生は変わる」
そう思わないと、前に進めなかった時期もありました。

でも実際には、
正社員になっても、
生活が一気に楽になることはありませんでした。

それでも私は、
その現実を否定せず、
仕事を「再起の手段」として割り切る選択をしました。

正社員になることに意味を感じられなくなっている人や、
それでも前に進みたいと思っている人にとって、
判断を整理する材料になれば幸せです。


フリーターだった頃、正社員は「向こう側」にあった

フリーターだった頃の私は、
正社員になることを
人生を立て直すための大きなゴールだと思っていました。

・収入が安定する
・将来への不安が減る
・ようやく「ちゃんとした大人」になれる

そう思わないと、
毎日をやり過ごせなかった部分もあります。

だから、
アルバイト先で契約社員になり、
さらに正社員登用の話が出たとき、
正直なところ安堵しました。

「これで、少しはマシになる」
それが、当時の本音でした。


正社員になっても、現実はほとんど変わらなかった

実際に正社員になってみると、
現実は想像よりずっと地味でした。

契約社員のときは、月18万円。
正社員になって、月19万円。

数字だけを見れば増えています。
でも、社会保険料や各種控除が引かれると、
手取りはほとんど変わりません。

「正社員になったのに、この程度か」

その瞬間、
期待していた未来が
静かに音を立てて崩れました。

手取り20万円は遠く、
生活が楽になった実感もない。

正社員という肩書きはあっても、
現実は何も劇的には変わっていませんでした。


それでも、間違った選択だったとは思っていない

それでも私は、
正社員になった判断を
失敗だったとは思っていません。

なぜなら、
生活は変わらなくても、
「立場」は確実に変わったからです。

・簡単には切られなくなった
・社会との接点が安定した
・次の選択肢を考える余白ができた

この「余白」が、
当時の自分には何より必要でした。

追い込まれた状態では、
人は前向きな判断ができません。

正社員は、
人生を好転させる魔法ではありませんでしたが、
踏みとどまるための足場にはなりました。


仕事を「再起の手段」として扱うと決めた

この頃から、
私は仕事との距離を
意識的に取り直しました。

仕事に自己実現を求めない。
評価ややりがいに期待しすぎない。

必要だったのは、
夢ではなく、継続です。

・社会との接点を切らさない
・勉強を続けられる
・判断できる状態を保つ

そのために、
仕事を「使う」。

言い方は少し強いですが、
会社に人生を預けるのではなく、
自分の再起のために
会社という環境を活用する。

このくらいの距離感でいないと、
当時の自分は折れていたと思います。


正社員はゴールではなく、0.5ステップだった

正社員になった瞬間、
人生が一変したわけではありません。

むしろ、
何も変わらなかったからこそ、
冷静になれました。

0か1かではない。
一気に勝ちに行く必要もない。

落ちない範囲で、
0.5ずつ前に出る。

フリーター
→ 契約社員
→ 正社員

この遠回りに見える道は、
再起を終わらせないための選択でした。

急がなかったから、
振り落とされなかった。

それが、
後になって効いてきました。


正社員は通過点、それでも意味はあった

正社員になっても、
生活はすぐに楽になりません。

年収も、手取りも、
思ったほど伸びないかもしれません。

それでも、
再起を続けるための足場にはなります。

仕事は、
人生の目的でなくていい。
再起の手段として扱えばいい。

会社に期待しすぎず、
でも雑にも扱わない。

振り落とされない判断を積み重ねる。
それだけで、再起は続いていきます。

正社員はゴールではありませんでした。
でも、確かな通過点ではありました。

一緒に前へ進んでいきましょう。