再起

怖さが消えないまま、飛び込んだ理由

飛び込む勇気があった、とは思っていません。
ただ、飛び込まない理由を、これ以上増やしたくなかった。

それが、私が動いた理由でした。
それ以上考え続けるほど、再起が遠のいていくことだけは、はっきり分かっていたからです。

この記事では、
「勇気があったから挑戦できた」という話ではなく、
怖さが消えないままでも、どう判断してきたのか。
そのときの思考の順番を整理します。

不安を消す方法ではありません。
不安がある状態で、退場しないための判断基準として、
何か一つ持ち帰ってもらえたら幸いです。

飛び込む前に、まず考えていたこと

正直に言うと、
飛び込む前に考えていたのは、前向きな理由ではありませんでした。

まず最初に確認していたのは、
「最悪の場合、致命傷になるかどうか」でした。

具体的には、次の二つです。

・有り金が全部なくならないか
・メンタルが壊れて、二度と立ち上がれなくならないか

資金が完全に尽きてしまう。
心が折れて、日常に戻れなくなる。

この二つだけは、絶対に避ける必要がある。
会計士試験に挑戦していた過去の経験から、
そこだけは、最初に確認する癖がついていました。

次に考えていたのは「回数」

致命傷ではないと分かったあとに考えていたのは、
「何回挑戦できるか」という点でした。

能力的に、
一回でうまくいくほど、自分を過信していません。

だから、

・一回で決まらなくてもいい
・途中で失敗しても、やり直せる
・回数が残っているなら、終わりではない

そうやって、
挑戦のハードルを意図的に下げていました。

回数が見えると、
怖さは消えなくても、余白が生まれます。

怖さが消えたからではなく、判断を保留した

よく言われる「飛び込む勇気」は、
私には最後までありませんでした。

怖さは、ずっと残っていました。

でも、
怖いからやめる
怖いから結論を出す
という判断だけは、しないようにしていました。

失敗が怖かったのではありません。
終わることが、いちばん怖かった。

だから、

・致命傷かどうかを先に確認する
・回数を前提に考える
・怖さが残っていても、結論は急がない

この順番だけを守って、
動くかどうかを決めていました。

飛び込まなかった理由が、あとから増えるほうが怖かった

もしあのとき、

・もう少し準備してから
・もう少し自信がついてから
・今はタイミングじゃない

そうやって先送りしていたら、
飛び込まなかった理由だけが、積み上がっていたと思います。

それが一番、再起を遠ざけると感じていました。

だから私は、
勇気を出すことよりも、
「やらない理由を増やさない」ことを選びました。

まとめ

私は、
怖さが消えたから飛び込んだわけではありません。

ただ、
その怖さを、過去の自分への判決文にしないようにしてきました。

致命傷を避ける。
回数を残す。
結論を急がない。

その判断を積み重ねてきただけです。

明日また、同じ場所に戻って、
再起を継続できる状態を残すこと。
それを終わらせないこと。

それが、
私なりの「飛び込む理由」でした。

一緒に前へ進んでいきましょう。