再起

学歴のない自分でも積み上げれば追いつける──周回遅れから始めた私の戦い方

学歴のある同期と比べてしまい、「自分はもう遅いのでは」と感じてしまうことがあります。
私自身、何度も同じ壁にぶつかりました。

偏差値50前後の大学を出て、
その後の6年間はフリーター。
正社員経験も、実務経験もない。
何者でもない自分に向き合うのは、正直しんどい時間でした。

でも私は、
31歳で経理の実務を始め、
37歳でプライム上場企業へ転職するところまで来ました。

この記事では、学歴や空白期間で立ち止まってしまう方に向けて、
私がどう“積み上げの戦略”を選んだのかを書いていきます。

周回遅れだったからこそ、戦い方を考える必要があった

大学を卒業したあと、私は6年間フリーターでした。
アルバイト先で一緒に働いていた人たちの多くは就職していて、
私は歳を重ねるたびに「このままではいけない」と焦りだけが大きくなりました。

学歴もない。
正社員経験もない。
実務経験もない。

どこをどう切っても“強み”が見つかりませんでした。

だから私はまず、
「周回遅れからのスタートを受け入れる」
というところから始めました。

社長の言葉で、積み上げの価値を知った

本社に異動したあと、社長を送迎する機会がありました。
働きながら簿記1級を取った話をしたとき、社長が言った一言を今でも覚えています。

「働きながら簿記1級まで取るのは凄い。
働きながら勉強できる人は少ないよ。」

学歴でもなく、華やかな経歴でもなく、
“続けたことそのもの”が力になる。

私はその言葉を聞いて、初めて
「何もない自分にも戦い方が残っている」
と感じることができました。

5〜10年後の自分を“先に決める”という戦略

ここから私は、
5〜10年後のなりたい姿を先に決める
という考え方に切り替えていきました。

近い未来で成長した自分を想像するのは難しい。
でも長い時間をかけた先に、将来自分がどうなりたいのか、
そして、どう生きたいのかを考えました。

私の場合は、

・現場と数字をつなげて語れる経理
・資格も実務経験も両輪で積み上げている姿
・会計の知識を活かして別の道に挑戦している姿

漠然とですがそんな姿をイメージしていました。

そして、その姿になるために
“中間地点”を設定 しました。

・どんな実務経験を積むべきか
・どんなスキルが必要か
・どの環境に自分を置くべきか

ここが定まると、
今日の行動に落とし込める ようになります。

・今日は数字の意味をひとつ理解する
今日は資料の流れを整理する
今日は苦手な論点を1つだけ復習する

焦るのではなく、
先の長い未来から“逆算して今日を選ぶ”。
この考え方は、私の再起の軸になりました。

ニッチは後から気づいた強みだった

5〜10年という長期の積み上げを意識して働いていると、
自分の“強みの種”のようなものに気づきます。

私にとってそれは、
現場経験 × 経理
の組み合わせでした。

現場で起きていることを知っている
数字の裏にある動きを想像できる
現場の悩みを会計に翻訳できる

これは学歴だけでは得られない強みでした。

この“ニッチ”が後になって転職活動でも評価され、
自分が積み上げてきた方向性は間違っていなかったと実感しました。

積み上げた行動は、ある日突然「自分だけの強み」に変わります。
私が現場経験×経理というニッチに気づいたように、
あなたにも必ず“積み上げた人にしか見えない景色”が訪れます。

今日の行動が未来につながる

長期戦は、一気に結果が出るものではありません。
私が積み上げられたのも、特別な才能があったわけではなく、
“その日の一歩を決めることだけはやめなかった”からです。

だからこそ、今日からできる行動はひとつで十分です。

・数字の意味をひとつ調べる
・本を1ページだけ読む
・手帳に“できたこと”を1行書く

こうした行動は一見小さいですが、
積み重なると 5年後・10年後のあなたの強み になります。

私がそうだったように、
“何者でもない自分”から抜け出すきっかけは、
大きな決意より、小さな行動の積み上げでした。

もし今、学歴や過去が理由で立ち止まっているなら、
私の経験や戦略が、あなたの一歩を後押しできたら嬉しいです。

周回遅れでも、追いつけます。
積み上げれば、必ず道は開けます。

一緒に前へ進んでいきましょう。