仕事

現場あがりが未経験経理で結果を出す差別化戦略

私は28歳までフリーターとして働いていました。
社会人経験もなく、就活もしたことがありませんでした。

31歳で本社の経理に異動したとき、
胸の中には “歓迎されていないかもしれない不安” が常にありました。

右も左も分からない。
Excelも満足に使えない。
アルバイト上がりは私だけ。

唯一の武器は簿記1級でしたが、
異動してすぐ先輩社員からこう言われました。

「簿記1級なんて、実務じゃほとんど使わないよ。」

努力して取った資格を軽く否定されたような気がして、落ち込みました。
でもその瞬間、私は考え方を変えました。

“知識で勝負しない。
自分にしかできない戦い方を探そう。”

ここから、私の逆転が始まりました。

知識で勝負できなかった私が見つけた“逆転の戦い方”

本社の経理に異動したばかりの頃、
私は 実務面ではまったく自信がありませんでした。

周りの社員は皆、
机の上だけで仕事を完結させていました。
数字を見て、資料を作り、メールでやり取りをするだけ。

数字だけで判断する。
そこには“現場の温度”がありませんでした。

でも私は、現場出身でした。

そこで働く人の顔や、
お客さんの反応や、
忙しい時間帯の空気や、
現場が抱えている課題。

それらを私は誰よりもリアルに知っていました。

数字を見るとき、自然とその裏側が浮かんでくる。
この感覚は、現場を経験した人だけが持てるものだと気づきました。

そして、分からないことがあれば、
私はすぐに現場に聞きに行きました。

新しい業務が発生したら、
営業に同行して実際の流れを見に行きました。

数字だけで仕事を完結させず、
現場へ足を運び続けたことが、
私の大きな強みになりました。

現場あがりだから分かった数字の“温度感”

数字の動きには必ず理由があります。

・現場の疲弊
・お客さんからのクレーム
・ミスが増えている背景
・逆に、数字に表れない改善の芽

私はこうした “現場の声” を知っているからこそ、
数字を見た瞬間に違和感が浮かびました。

周りの社員が見落とした些細な動きも、
私はすぐに気づけました。

なぜなら、私は現場で働いてきたからです。

数字は結果でしかなく、
その裏には必ず「人」がいます。

本社のデスクだけで仕事をしていては、
その“温度感”は分かりません。

未経験でも、知識が足りなくても、
現場の空気を理解していることは強みになる。
このことに気づいたとき、
私は初めて“戦える場所”を見つけた気がしました。

未経験30代が評価されたのは“視野の広さ”

私が評価された理由は、
知識の量ではなく、視野の広さでした。

現場を知っているからこそ、
本社が見落としている課題が分かる。
現場の声を拾える。
数字の裏側を説明できる。

これは未経験でも関係なく、
誰にでも磨ける力です。

本社と現場の“隙間”を埋めること。
ここに私の存在意義がありました。

未経験だからこそ、
視野を広げられるチャンスがある。
現場を知っているからこそ、
数字がただの数字ではなくなる。

私はそう信じて働いてきました。

一緒に前へ進んでいきましょう。