仕事・キャリア

現場のアルバイトから31歳で本社勤務に異動できた理由──再起のチャンスは“準備している人”にしか来ない

28歳までフリーター。
社会経験ゼロ、就職活動経験ゼロ、実務経験もゼロ。
「30代未経験で本社経理なんて無理だろう」
当時の私自身が一番そう思っていました。

しかし私は、31歳で現場のアルバイトから本社経理へ異動しました。
そして37歳でプライム上場企業の経理に転職し、いまは連結を担当しています。

この記事では、
なぜ実務経験ゼロの30代だった私が本社勤務に異動できたのか?
その理由を、再現性のある部分と“偶然に見えるけれど必然だった部分”に分けてお話しします。


1. 本社に異動できた経緯──再現性のない“偶然”に見えて、実は必然だった

まず結論から言うと、私の異動は普通ではありません。
現場のアルバイト → 契約社員 → 正社員 → 本社経理
という流れは、中小企業でもかなり異例です。

きっかけは、当時の営業部長が私を経理部長へ紹介してくれたことでした。

なぜ紹介してくれたのか?

営業部長とは趣味が合い、プロレス観戦や格闘技の話で仲良くなっていました。
そして私は、
・会計士を目指していたこと
・簿記1級を持っていること
・再起を賭けていること
これを隠さず話していた。

営業部長は、私の“根っこの部分”を見てくれていました。
その結果、経理部長にこう言ってくれたそうです。

「実務経験はないけど、熱意は本物です。使ってみてください。」

そして本社に呼ばれ、経理部長との面談が始まりました。


2. 経理部長との面談──“経験より覚悟”を見られていた

面談では、私は正直にすべてを話しました。

・28歳までフリーターだったこと
・会計士受験に失敗したこと
・就職活動もしたことがないこと
・実務経験がゼロであること

そして最後に、こう伝えました。

「もう後がない。ここから再起したい。そのために何でもやります。」

すると経理部長は少し笑いながら、こう言ったのです。

「経験はあとからつく。熱意のある人間は嫌いじゃない。」

ただ、後から聞いた本当の理由はもっと現実的でした。

当時の経理部は女性が多い職場で、
現場に行ったり、重い荷物を運んだり、小口現金を持って移動したり、
“雑務含めて動ける男手”がほしかった。

だから経理部長は最後にこう聞いたのです。

「経理といっても中小企業だから、雑務も全部やってもらう。それでも覚悟はあるか?」

私は迷わず答えました。

「全部やります。覚悟はできています。」

これが採用理由だったと後から聞きました。

つまり私は、経験ではなく“腹の括り方”で採用された のです。


3. 人との出会いで人生は動き出す──ただし、掴めるのは“準備している人だけ”

この記事で一番伝えたいことはこれです。

偶然のチャンスは、準備している人にしか来ない。

営業部長が私を見つけてくれたのも、
経理部長が覚悟を評価してくれたのも、
私が「いつでも飛び込める準備」をしていたからです。

・簿記1級を取っていた
・会計士受験のバックグラウンドがあった
・勉強する姿勢、質問する姿勢を見せていた
・“いつか本社に行く”という覚悟を持っていた

これらがすべて合わさって、
31歳で本社に上がる扉が開いた。

そしてこれは、読者にも必ず再現できる話です。

実務経験ゼロで飛び込むのは怖い。
30代未経験は不安しかない。

それでも、
資格と熱量があれば入口は開く。
中小ならなおさらです。

チャンスは誰にでも来るわけではない。
しかし——
来たときに掴める人は、準備していた人だけです。


【まとめ】

現場のアルバイトから本社へ行けた理由は“実務ゼロでも腹を括ったから”**

私が本社勤務に異動できた理由をまとめるとこうなります。

✔ 偶然のように見える出会いがあった

→ 営業部長が評価してくれた

✔ 経理部長は“経験より覚悟”を見ていた

→ 「全部やります」と言い切れた

✔ 資格を持っていたからチャンスが生まれた

→ 簿記1級は強力な入口になる

✔ いつでも飛び込める準備をしていた

→ 再起を誓っていたから迷わなかった


もしあなたがいま、
「実務経験がない」「フリーター」「第二新卒でもない」
と悩んでいるなら、伝えたい。

準備していれば、必ずどこかで扉は開きます。
年齢よりも、経歴よりも、
“覚悟を持って動く”ことが一番の武器です。

次に扉が開くのは、あなたの番かもしれません。