28歳までフリーター。
社会経験ゼロ、実務経験ゼロ、就職経験もゼロ。
そんな私が、31歳で 現場から本社勤務に異動する ことになりました。
普通ではありません。
私自身、一番驚いていました。
この記事では、
「なぜ経験ゼロだった私が本社に呼ばれたのか」
その理由を正直に書いていきます。
結論からいうと——
偶然に見える出来事の裏に、必ず“準備していた自分”がいました。
目 次
現場にかかってきた一本の電話──何が起きた?
ある日、現場に本社から電話がありました。
「ちょっと総務部長がそっち行くから話してみてよ」
電話の相手は営業部長でした。
営業部長は上司の上司で、ほとんど話したこともありません。
一度飲み会で席が近かった程度です。
だからこそ、最初の気持ちはただ一つでした。
「なんで自分なんだろう?」
現場の所属長も動揺していました。
「総務部長が現場に来るなんて聞いたことないよ…何かした?」
現場と本社は距離があり、
本社側には本社側の雰囲気やプライドがあるように思っていました。
その中で“総務部長が現場に来る”のは、明らかに異例でした。
後でわかったことですが、
本社で欠員が出る可能性があり、
簿記の知識がある人を探していたそうです。
そして本社の現場担当社員が、
「現場に簿記を持っている社員がいる」と営業部長に紹介してくれていました。
しかも、そのときに私は 簿記1級を取っていました。
でも正直にいえば、
自分はまだ転職できるほど自信を持っていませんでしたし、
経理として働けるイメージもありませんでした。
ただひとつだけ、胸の中に強くあったものがあります。
「ここで何かを変えたい」
総務部長との面談──見られていたのは“覚悟”
総務部長が現場に来てくれたとき、私は緊張していました。
そんな大げさな面談ではなく、
現場の休憩室で静かに話すような形でした。
総務部長から最初に聞かれたのは、経歴のことでした。
・28歳までフリーター
・就職経験はなし
・実務経験もなし
・簿記の資格だけは持っている
私は全部正直に話しました。
総務部長は淡々と聞いてから、こう言いました。
「簿記3級でもできる仕事だよ。
中小企業だからやることは経理業務だけじゃない。
それでも、やりたいと思う?」
その言葉を聞いたとき、
経験や能力を問われているのではないと直感しました。
見られているのは、
やる覚悟があるかどうか
ただそれだけでした。
私は迷わず答えました。
「やりたいです。
経験はなくても、覚悟だけはあります。」
すると総務部長は静かにうなずきました。
この瞬間が、本社勤務への入口でした。
「前例がないことだからこそ、お前の覚悟を見た」
後日、総務部長から言われた言葉があります。
「現場のアルバイトから本社に上げるなんて、前例はない」
本当に異例の判断だったそうです。
でも、その前例のない扉が開いたのは、
・簿記1級を取っていた
・黙々と働き続けていた
・現場での姿勢を見てくれていた人がいた
・営業部長や本社社員が、私を推薦してくれた
これらが組み合わさったからでした。
そして何より、
「覚悟があるならやってみろ」という総務部長の判断
これが一番大きかったと思います。
自信はなかった。それでも、前に進みたかった
簿記1級は取りましたが、
「自分は経理としてやっていける」と確信していたわけではありません。
むしろ不安のほうが大きかったです。
・通用するのか?
・失敗しないか?
・迷惑をかけないか?
それでも、
やり直したい気持ちのほうが、ほんの少しだけ強かった。
その“ほんの少し”を拾ってくれたのが、
営業部長であり、総務部長でした。
チャンスは自分で呼び寄せられるものではありません。
でも、来たときに掴めるように準備はできます。
28歳でフリーターだった自分にできたことは —
簿記1級を取りきり、黙って積み上げ続けることだけ。
ただのそれだけが、
31歳で人生の扉を開くきっかけになりました。
準備をしていればチャンスは来る
本社勤務に繋がった理由をまとめると、実はとてもシンプルです。
✔ 誰も見ていないと思っていたけれど、見てくれている人はいた
✔ 資格を取っていたことで“紹介される理由”になった
✔ 総務部長は“覚悟があるかどうか”を見ていた
✔ チャンスが来たとき、逃げずに掴んだ
どれも特別なことではありません。
でも、
何もしていなかったら、何も起きなかった のは確かです。
私はまだ再起の途中です。
あなたもきっとそうかもしれません。
だからこそ、この先も一緒に積み上げていきましょう。
一緒に前へ進んでいきましょう。
