再起

2点足らずで不合格|私が半年間勉強を手放した理由

「あと少し時間があれば、受かっていたかもしれない」

試験に落ちたあと、
そんな感覚を持ったことはありませんか。

私が一回目の宅建試験で落ちたときも、まさにそうでした。
結果は、不合格。
あと2点足りなかった。

この記事では、
28歳までフリーターで、今も再起の途中にいる私が、
なぜそのあと「もっと頑張る」ではなく
あえて半年間、試験勉強を完全にやめるという判断をしたのか。

努力と成果の間にある
タイムラグ をどう捉え直したのかを整理します。

これは勉強法の話ではありません。
根性論でもありません。

「合格点前後1点に立つための生活設計」の話です。
試行錯誤してきた10年間が、
あなたの再起を考える材料になれば幸いです。

あと2点足りなかった一回目の宅建

一回目の宅建は、
まったく歯が立たなかったわけではありませんでした。

模試では、
合格点には届かないものの、
点数は少しずつ合格点付近まで近づいていた。

基礎理解もできていたと思います。
スケジュール管理も、大きく崩れてはいませんでした。

それでも結果は、不合格。
あと2点足りなかった。

今振り返って思うのは、
能力や努力以前に、
努力と成果の間にあるタイムラグを甘く見ていたということです。

試験直前は、
1日10時間以上机に向かっていました。

でも、
努力を増やしたからといって、
その成果がすぐに点数として現れるわけではない。

理解が定着し、
判断が速くなり、
ミスが減り、
点数が安定するまでには、
どうしても時間がかかります。

私はそのズレを、
最初から織り込めていませんでした。

出力が最大になる前に、
本番が来てしまった。

感覚としては、
助走の途中でゴールテープを切らされたような感じです。

「このまま一年は気持ちが持たない」と感じた瞬間

試験が終わったあと、
強く思ったことがあります。

このペースのまま、もう一年は無理だ。

努力量をさらに増やせばいい、
という話ではありませんでした。

試験直前の緊張感。
常に結果を気にし続ける状態。
それを一年間引き延ばす。

体力的にも、精神的にも、
持ちこたえられる気がしなかった。

ここで、
公認会計士試験での挫折が頭をよぎりました。

勢いで始め、
引き際を設計しないまま走り続け、
続けられなくなった過去。

同じことは、繰り返したくなかった。

だから私は、
「そのまま翌年も続ける」選択をしませんでした。

半年間「勉強をやめた」本当の意味

半年間、私は試験勉強を手放しました。

ただし、
何もしなかったわけではありません。

やっていたのは、
再起の環境づくりです。

・口座とクレジットカードの解約
・車を売却
・証券口座の一本化

判断や迷いで、
頭のメモリを使わないための整理。

試験以前に、
生活そのものをシンプルにすることに時間を使いました。

理由は明確です。

再起は時間がかかるロングゲームで、
最後に効いてくるのは
「どれだけ集中できる状態を維持できたか」だから。

勉強時間を増やす前に、
勉強に集中できる人生を作り直す必要がありました。

合格点前後1点は「最後に立つ場所」

前回の記事でも書きましたが、
やる気や踏ん張りが本当に効いてくるのは、
合格点前後1点の世界に入ってからです。

そこに立てていない段階で、
やる気だけを振り絞っても、結果は変わらない。

その場所に立つために必要なのは、
努力量よりも、
成果が出始めるタイミングを逆算した設計でした。

だから次は、

・一度目のピークを「模試」に合わせる
・二度目のピークを「本番」に合わせる

この前提で、
最初からスケジュールを組み直しました。

「やめる判断」も、再起の一部だった

再起に、一発逆転はありません。

・続けられるか
・立ち止まれるか
・引き返せる余地があるか

この設計がない挑戦は、
どこかで壊れます。

半年間、勉強をやめたのは逃げではありません。
ピークを間に合わせるための戦略でした。

正解は一つではありません。
フェーズが変われば、選択も変わります。

もし今、
「頑張っているのに伸びない」と感じているなら、
一度立ち止まって考えてみてください。

努力と成果の間にあるタイムラグを、
自分は織り込めているか。

私もまだ再起の途中です。
一緒に、前へ進んでいきましょう。