資格の勉強をしていると、
何周も回しているはずなのに、どうしても引っかかる論点が残ります。
一通り読んだ。
問題も解いた。
それでも、選択肢を見るたびに迷う。
「もうここは捨てた方がいいのか」
「これ以上時間をかける意味はあるのか」
問題集7周目を超えたあたりから、
こうした問いが頭をよぎる人も多いと思います。
前回の記事では、
5〜7周目で「わからない論点」をあぶり出すところまでを書きました。
今回はその続きです。
8周目以降、残った“わからない論点”をどう処理していったのか。
私は、理解を深めにいくのではなく、
「本番で迷わない状態」を作りにいきました。
この記事では、
8周目以降に残った“わからない論点”を、
どうやって処理すれば勉強が重くならず、
本番で迷わない状態まで持っていけるのかを整理します。
私のもう悩まなくていい基準の判断が役に立てば幸いです。
目 次
問題周8周目以降は「処理フェーズ」
まず前提をはっきりさせます。
8周目以降は、
新しく何かを学ぶフェーズではありません。
処理フェーズです。
・もう一度すべてを理解し直す
・体系的に整理し直す
そういうことは、やりませんでした。
目的はただ一つ。
本番で判断に迷わない状態を作ること。
だから8周目以降は、
「わかる論点」と「わからない論点」を明確に分けます。
わかるところは、軽く流す。
時間をかけない。
判断のスピードを作るためだけに触る。
その分、
残った“わからない論点”に時間を集中的に使う。
「わからない」を放置しないために正体を分解した
問題集8周目に入っても残る「わからない」は、
実は種類があります。
・文章の意味が取れていない
・選択肢の言い回しが引っかかる
・例外や数字が曖昧
・どこが問われているのか分からない
私は、
「なんとなく分からない」という状態のままにはしませんでした。
まずやったのは、
何が分からないのかを言葉にすること。
文章なのか。
構造なのか。
条件なのか。
ここを特定しないまま読み返しても、
同じところで何度もつまずきます。
テキストは「最小単位」まで戻る
わからない論点に当たったとき、
私はページ全体を読み直すことはしませんでした。
戻るのは、
・定義の1行
・その論点が説明されている段落
・注釈や但し書き
理解できる最小単位まで戻る。
ここで時間をかけることは、
ためらいませんでした。
なぜなら、
わかる論点はすでに流しているからです。
8周目以降は、
「全体を回す」ことよりも
「残った違和感を潰す」ことの方が重要でした。
必ず過去問と照らし合わせた(宅建で一番効いた)
テキストで理解したつもりでも、
それだけでは終わらせませんでした。
必ずやったのは、
同じ分野の過去問と照らすことです。
・この論点は、どう聞かれているか
・どこが選択肢として引っかかるのか
・何を切れれば正解になるのか
宅建は、
「理解しているか」より
「その場で選択肢を判断できるか」を問われる試験です。
テキスト → 過去問 → テキスト
この往復を、8周目以降は何度もやりました。
それでも残るものは、丸暗記に落とした
正直に言います。
理解できない論点は、最後まで残ります。
でも私は、
それを放置しませんでした。
処理として、丸暗記に落としました。
これは逃げではありません。
・範囲を絞る
・出題頻度を確認する
・10周やる覚悟を決める
条件をつけた上で、
「これ以上理解を深めようとしない」と決める。
理解にこだわって止まるより、
判断できる形に落とす方が、
本番では強いと考えました。
なぜ私は、わからない論点を切り捨てなかったのか
ここで、
よくある疑問に答えておきます。
「捨てた方が効率的じゃないのか」
私は、切り捨てませんでした。
理由は三つあります。
他と差がつかないことを意識していた
宅建は、
みんなが取れるところは、みんな取ります。
だからこそ、
自分だけが捨てた論点は
そのまま失点になります。
差をつけるためではなく、
差をつけられないために、
私は残った論点も処理しました。
年1回の試験で、割り切れなかった
宅建は年に一度です。
次は1年後。
その1問で落ちる可能性がある以上、
「ここは捨てる」と簡単には割り切れませんでした。
これは、
実際に年1回試験を受け続けた人じゃないと
分かりにくい感覚だと思います。
捨てる判断こそ、判断疲れを生む
捨てると決めると、
・これは捨てた所だっけ
・ここは切っていいんだっけ
本番で判断が増えます。
私は、
判断を減らすために勉強しているのであって、
判断を増やす設計は取りませんでした。
捨てない。
ただし、増やさない。
最後まで処理する。
それが、私の選んだ設計です。
8周目以降は「理解」ではなく「迷わない状態」を作る
8周目以降は、
理解を深める時間ではありませんでした。
わかる論点は軽く流し、
わからない論点にだけ時間を使う。
過去問と照らし、
本番で迷いそうなところだけを拾い、
最終的には「判断できる形」に落とす。
それを、淡々と繰り返していました。
理解できたかどうかは、正直、二の次です。
私が見ていたのは、ただ一つ。
本番で迷わないか。
もし今、
何周も回しているのに不安が消えないなら、
今日から基準を一つだけ変えてみてください。
「これは理解できているか」ではなく、
「これは本番で迷うか」。
迷いそうなら、そこに時間を使う。
迷わないなら、軽く流す。
それだけで、
勉強は少し軽くなり、判断も減ります。
私は今も再起の途中です。
一緒に、前へ進んでいきましょう。
