年一発勝負の資格試験は、正直に言って怖い。
私は過去、宅建に合格点に2点足りずに落ちた経験があります。
あのときの感覚は、今でもはっきり覚えています。
努力はしていた。
手を抜いていた、とも思えなかった。
それでも結果は、不合格。
年に一度しかない試験では、
その「たった数点」が、人生を丸ごと分けてしまう。
この恐怖を、私は宅建でも、簿記でも味わいました。
目 次
年一発勝負の怖さは「知識量」ではない
よく言われます。
「資格試験は、結局、勉強量だ」
「やるべきことをやれば受かる」
それは、間違いではありません。
でも、年一発勝負の試験で一番きついのは、
知識の難しさでも、勉強時間の長さでもない。
気持ちがすり減る期間を、耐え続けなければならないことです。
・今年落ちたら、次は1年後
・また同じ生活を繰り返すのか
・もう一度、ここまで気持ちを持ってこられるのか
この問いが、常に頭のどこかに居座る。
宅建は2回目で合格しました。
でも、正直に言うと、もしあれで落ちていたら、3回目は受けなかったと思います。
それくらい、年一発勝負は、精神を削ります。
簿記より宅建の方が、きつかった理由
試験の難易度だけで言えば、
簿記の方が明らかに難しい。
でも、私にとっては、宅建の方が怖かった。
理由はシンプルです。
「また来年」という現実が、重すぎたから。
簿記は年に複数回チャンスがあります。
落ちても、次に切り替えられる。
一方、宅建は違う。
落ちた瞬間、
「この1年は何だったんだろう」という感覚が、一気に押し寄せる。
知識の難しさではなく、
時間と人生を賭けている感覚が、恐怖を増幅させていました。
難しいのはピークを試験日に合わせること
勉強自体を続ける中で意識していたのは、
試験日に、今の自分が出せる最大値を合わせにいくこと。
全力を出し続けるのは無理です。
気持ちは必ず、すり減ります。
だから私は、
・半年ほど、あえて距離を置いた
・その時間で、自分に問い続けた
・「資格を取って、どうなりたいのか」を考え続けた
そして、決めました。
「今回で、絶対に受かる」
この覚悟を決めてから、
模擬試験から試験日までを、自分が出せる最大値の期間にしました。
最大出力期間の現実
最大出力期間(自分がこれ以上は出せないと納得できる期間)といっても、
特別なことはしていません。
・毎日、過去問を解く
・電車の中でも
・昼休みでも
・寝る前でも
働きながら一日で、2年分の過去問を解く日もありました。
もうこれ以上は出ない、と思えるところまでやる。
それを、試験日まで維持する。
正直、きついです。
1か月でも、気持ちはかなり削られます。
でも、この期間を越えないと、
年一発勝負の試験では、受かるかどうかの合格線上の土俵には立てない。
私はそう感じていました。
年一発勝負で問われているのは「覚悟」かもしれない
年一発勝負の資格試験は、残酷です。
・合格点前後、たった1点の世界
・努力は、点数でしか評価されない
・結果がすべて
最後に分かれるのは、
知識の差ではなく、
「この日に、最大値を出し切る覚悟があるか」
だったと思っています。
そしてその覚悟は、
何度も何度も出せるものではありません。
だからこそ、
・今回で最後と腹を括り
・環境を構築して積み重ね
・自分の最大値を試験日に持って行く
そうする必要がありました。
再起には、覚悟も問われているのかもしれない
年一発勝負の資格試験が怖いのは、当然です。
それは、
人生の時間と感情を、まとめて賭ける行為だから。
最後は、やる気が結果を分ける。
でも、そのやる気が作用するステージに立つまでが、いちばん長く、いちばん苦しい。
再起は、時間がかかるロングゲームです。
その中で、どこに自分の最大値を使うか、合わせるか。
いつ、覚悟を決めるか。
私は、資格試験を通して、
それを学びました。
もし今、年一発勝負の試験を前にして怖さを感じているなら、
それは弱さではありません。
本気で向き合っている証拠です。
私もまだ、再起の途中です。
一緒に、前へ進んでいきましょう。
