再起

後悔が消えないまま、それでも再起を考えていた

転職してから、
私は公認会計士の監査を受ける立場になりました。

監査対応の窓口を任され、
往査に帯同することもあります。

会計士と同じテーブルにつき、
数字の話をし、
現場でやり取りをする。

それが、今の私の仕事です。

正直に言うと、
その距離の近さに、
会計士はやっぱりかっこいいなと思う瞬間があります。

同時に、
その場所に立てなかった自分のことも、
頭をよぎります。

この記事では、
後悔が消えないままでも、
それでも再起を考え続けてきた
過去の私の判断と感情について整理します。

夢を叶えきれなかった事実と、
それでも今を投げなかった判断が、
どのように同時に存在していたのか。

その一次情報を、
今の言葉で残しておきたいと思います。

28歳フリーター、就職経験なしからの再起

28歳まで、
私はフリーターでした。

就職経験もなく、
現場清掃の契約社員として、
月18万円ほどの収入で働いていました。

大学を卒業してから、
公認会計士試験を目指していた空白の時間。

その6年は、
今でも簡単に意味づけできるものではありません。

それでも、
そこから一歩ずつ進んできたという自負はあります。

現場の契約社員から、
本社勤務に移り、
転職をして、
簿記1級を取り、
宅建も取りました。

劇的な逆転ではありません。
ただ、
人並みの生活を送れるところまでは、
なんとかたどり着いてきた。

それは、
誇張でも、美談でもなく、
事実として積み上がってきたものです。

それでも消えない、会計士になれなかった感情

一方で、
会計士になれなかったという事実は、
今も消えていません。

監査の現場に近づくほど、
その感情は、
むしろ鮮明になることもあります。

「もう諦めたはずなのに」
そう思いながらも、
完全に切り離せていない自分がいる。

この感覚は、
弱さでも、未練でもなく、
ただ正直な感情だと思っています。

夢を叶えきれなかった事実と、
今の私の立場は、
きれいに整理できるものではありません。

その曖昧さを、
無理にどちらかに寄せないようにしてきました。

後悔が消えなくても、再起は続けられる

これまでの記事でも書いてきましたが、
私にとって再起とは、
後悔を消すことではありません。

たとえば、
「成果ゼロの期間に変えない決断をしたときに思っていたこと」では、
判断を急がず、
今日を終わらせないことを優先してきた話を書きました。

また、
「答えが出ないまま、空白の6年が残っている」では、
過去に明確な答えを出せないままでも、
退場しなかった判断について整理しています。

後悔があるからといって、
再起が失敗になるわけではありません。

むしろ、
後悔を抱えたままでも、
今日を投げなかった判断の積み重ねが、
私の再起でした。

私なりの再起の形

会計士になれなかった私と、
それでも再起を誓って積み上げてきた私。

この二つは、
どちらかを消さなくてもいい。

答えは出ていません。
整理も、完全にはついていません。

それでも、
今の自分だからこそ書ける感情があります。

正解ではないかもしれない。
でも、
今の時点で出せる一次情報として、
言葉に落とすことはできる。

それが、
私なりの再起の続け方だと思っています。

まとめ

後悔は、消えていません。

会計士になれなかった事実も、
今でも心のどこかに残っています。

それでも、
28歳フリーター、就職経験なしから、
現場の契約社員、本社勤務、転職と、
私なりに積み上げてきた時間があるのも事実です。

再起とは、
過去を完全に肯定することでも、
後悔を回収することでもありません。

後悔を抱えたままでも、
今日を退場しないこと。

答えが出なくても、
今の感情を言葉にし続けること。

それが、
私にとっての再起でした。

一緒に前へ進んでいきましょう。