再起

フリーターだって答えはもう分かっている ──このブログが“正解”を書かない理由

不安だ、と言い切れるほど明確ではない。
でも、何も問題がないとも言えない。

過去の自分は、そんな状態に長くいました。

言葉にしようとしても、うまく説明できない。
原因を探しても、はっきりした答えが出てこない。
それでも、確実に何かが足かせになっている感覚だけは残っていました。

この記事では、
過去の自分が言葉に落とし込めなかった迷いや不安が、
どんな状態だったのかを、できるだけそのままの形で整理します。

無理に原因を特定したり、
結論を出そうとしなくていい段階があることを、
一つの視点として持ち帰ってもらえたら幸いです。

不安だとも言えなかった状態があった

今振り返っても、
あの頃の感覚を「不安」と言い切るのは少し違います。

絶望していたわけではありません。
何か大きな出来事があったわけでもない。

それでも、
このまま何年も部屋から出られなくなるかもしれない、
そんな予感だけが、どこかにありました。

強い感情ではないのに、
確実に動きを鈍らせる何かがある。

その状態を、
当時の自分はうまく説明できませんでした。

なぜ言葉にできなかったのか

言葉にできなかった理由は、
自分の中に答えがなかったからだと思います。

過去の出来事を掘り返しても、
これだと言える原因は見つからない。

親に頼れば解決できる、
お金をかければ解決できる、
誰かに相談すれば一気に片づく問題でもなく、
環境を変えればすぐ好転する話でもありませんでした。

問題が一つに定まらない状態では、
言葉も定まりません。

それでも、
「何かおかしい」という感覚だけは消えなかった。

言葉にできなかったのは、
怠けていたからでも、考えていなかったからでもなく、
判断するための材料が、まだそろっていなかっただけだったのだと思います。

28歳フリーターだった過去の自分の感覚

28歳までフリーターでした。
就職経験もなく、
社会の中で自分がどう扱われるのかも分からない。

正論は、もう分かっていました。

働いたほうがいい。
資格を取ったほうがいい。
行動しないと何も変わらない。

でも、その正しさをそのまま自分に当てはめると、
余計に動けなくなりました。

不安です、と言葉にできない。
迷っています、とも言えない。

ただ時間だけが進み、
説明できない感覚だけが残る。

その状態が、一番きつかったのかもしれません。

言葉にならない感情は、判断前の状態だった

今なら、はっきり言えます。

言葉にできなかったあの感情は、
異常な状態ではありませんでした。

判断する前の段階に、
まだ留まっていただけです。

成果が出ない期間に、
判断を急いでしまうと、
行動より先に結論だけが出てしまいます。

この構造については、
「成果ゼロの期間に、一番やってはいけない判断」という記事でも整理しています。

また、
計画ややり方を増やしてしまう理由については、
「無風期間に、計画だけが増えていく理由」でも触れています。

言葉にできない感情は、
判断を止めるサインだったのかもしれません。

無理に説明しなくてよかったと、今なら思う

当時の自分は、
うまく説明できない自分を責めていました。

でも今振り返ると、
無理に言語化しなかったことが、
再起を途中で終わらせなかった理由の一つだったと思います。

説明できないままでも、
結論を出さずにいられた。

それだけで、
踏み外さずに済んだ。

まとめ

言葉にできない迷いや不安は、
弱さでも、怠けでもありませんでした。

過去の自分にあったのは、
まだ説明できるだけの材料がそろっていない状態だった、
それだけだったのだと思います。

原因を特定できなくても、
名前をつけられなくても、
確実に「何か」が足かせになっている感覚は存在します。

それを無理に言語化しようとすると、
判断だけが先に進み、
自分を追い込んでしまうこともあります。

この段階では、
答えを出す必要も、結論をつける必要もありません。

言葉にならない感情がある、
という事実をそのまま認識できれば、
それで十分です。

それは、立ち止まっているのではなく、
まだ判断する前の場所にいるだけだからです。

今日、無理に説明しなかったなら、
結論を急がなかったなら、
それだけでも再起は崩れていません。

一緒に前へ進んでいきましょう。