資格の勉強をしていると、
誰もが一度は、こんな不安を抱きます。
このまま続けて、意味があるのか。
やめたら、これまでの時間は無駄になるのか。
撤退したら、負けなのか。
この記事では、
10年以上資格と向き合い、
公認会計士試験で撤退し、
宅建・簿記では合格した私が、
「資格の勉強を撤退する基準」を、
感情ではなく、設計として整理します。
再起を「終わらせない」ための判断基準として役に立てば幸いです。
目 次
撤退を考える前に、切り分けるべきこと
まず大前提として、
私はすぐに撤退を考えるタイプではありません。
・5周しても分からない分野
・理解できない論点
・暗記に振り切るしかない箇所
これらは、撤退理由にはなりません。
前回の記事で書いた通り、
分野単位での「分からなさ」は、割り切りで処理できます。
問題は、もっと手前にあります。
撤退を判断するのは「努力量」ではない
資格の勉強で、
撤退を決める基準は、努力量ではありません。
・何時間勉強したか
・何年続けたか
・どれだけ理解したか
これらは、判断材料にならない。
私が見るのは、ここです。
答案練習・模試で、合格点にかすりもしないかどうか。
会計士試験で、私が撤退を決めた判断基準
公認会計士試験では、
分野の理解自体は進んでいました。
理論も、計算も、
「分からない」状態ではなかった。
それでも、答案練習や模試では、
・試験時間内に解き切れない
・最後まで答案を書き切れない
・合格点に、まったく届かない
この状態が、改善しなかった。
原因は、はっきりしています。
・思考スピード
・判断の瞬発力
・体力配分
・試験形式との相性
年一回勝負の世界で、
この競技特性は、どうしても噛み合わない。
努力で埋まらない差があると、
判断しました。
「分かる」と「取れる」は別の能力
ここは、とても大事な点です。
資格試験では、
分かる ≠ 取れる
です。
・理解はできている
・説明もできる
・でも、制限時間内に点にならない
この状態は、確実に存在します。
そして、年一発勝負の試験では、
この差は致命傷になります。
撤退基準は「競技として成立しているか」
私の撤退基準は、シンプルです。
この資格は、今の自分にとって「競技として成立しているか」。
・思考スピードは足りているか
・判断は間に合っているか
・本番で最大値を出せる設計が組めるか
答案練習や模試で、
合格点に「かすりもしない」状態が続くなら、
それは努力不足だけではないかもしれません。
競技選択の問題もあります。
撤退は「逃げ」ではなく「再起の設計」
私は、会計士試験から撤退しました。
でもそれは、
人生から撤退したわけではありません。
進路を再設計しました。
・宅建
・簿記
こちらでは、
答案・過去問で合格点前後に乗り、
「やる気が作用するステージ」に立てた。
再起は、一発逆転ではありません。
立ち続けられる競技を選び直すことです。
資格をやめるか迷っている人へ
もし今、
・どれだけやっても点が伸びない
・答案や模試で、合格点が遠すぎる
・「続けること」自体が目的になっている
そんな感覚があるなら、
一度、こう問いかけてみてください。
この資格は、
自分にとって「努力が点になる競技」だろうか。
撤退は再起を終わらせない選択
資格の勉強を撤退する基準は、
・5周して分からないから、ではない
・暗記に振り切ったから、でもない
答案・模試で、合格点にかすりもしないとき。
そのときは、
努力量で埋まらない差は資格そのものを見直す。
それは敗北ではありません。
再起を、終わらせないための判断です。
私もまだ、再起の途中です。
再起の道を選び直しながら、立ち続けています。
一緒に、終わらせない選択をしていきましょう。
