私は28歳まで社会人経験ゼロ、就職活動経験ゼロ、フリーターでした。
そこから独学で簿記1級を取り、31歳で初めて実務に入り、37歳でプライム上場企業の経理に転職しました。
資格だけで戦えたわけではありません。
むしろ、実務に入って痛感したのは「資格は入り口でしかない」という現実でした。
この記事では、
資格で入口を開き、実務経験でキャリアを伸ばす方法を、私の実体験からお伝えします。
目 次
1. 資格は“就職のきっかけ”にすぎない
私は28歳までフリーターで、どこからキャリアを始めていいのかすら分かりませんでした。
就職活動もしたことがなく、履歴書の書き方すら知らなかった人間です。
そんな自分が唯一持っていた武器が、簿記1級。
しかし、実務に入った瞬間に気づきました。
「資格だけでは仕事はできない」
簿記1級を持っていても、
仕訳を起こすスピードは遅い。
締め作業の段取りもわからない。
請求書の流れ、現場の動き、取引の商流──資格ではカバーしきれないものばかり。
資格は確かに評価されるし、入口にもなる。
でもそれは“スタートラインに立つ権利”を得ただけでした。
ここからは、完全に実務経験の勝負です。
2. 実務経験は資格より重い──その理由
実務を始めてすぐ、私は毎日が地獄でした。
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作業スピードが遅い
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商流が理解できない
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月末になると頭がパンク
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書類の読み方も分からない
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周りは当たり前にこなしているのに、自分だけ遅れている
この6ヶ月は、本当に地獄でした。
しかし──
ここを乗り越えた瞬間、資格だけの人とは違う景色が見え始めました。
資格持ちの強みは、“理解”が速いこと
簿記1級で理論が頭に入っているから、
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点と点が線でつながるスピードが速い
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商流をイメージしやすい
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「なぜその処理が必要か」を理解できる
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作業をタスク化できる
つまり、
最初の苦しみさえ越えれば、実務経験だけの人を一気に追い越せる。
これは努力論ではなく、“構造的にそうなる”という話です。
3. 時間をかければ“資格なし実務経験者”には逆転できる
私が実務を始めた年齢は31歳。
周りは新卒から5年・10年の経験者ばかり。
誰がどう見ても“後発組”でした。
でも、私はそれでも逆転できると信じていました。
理由は3つ。
① 実務はやった分だけ積み上がる(貯金型)
営業のように成果が毎月リセットされることはありません。
経理は、
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月次決算
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四半期
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年次決算
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監査対応
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連結
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開示
これらを一度経験すれば、翌年はもっと楽になる。
さらに翌年は精度が上がる。
経験が年々“資産化”される職種なんです。
② 実務×資格は最強の掛け算
実務だけの人が「経験」で勝つなら、
資格だけの人は「理論」で勝つ。
でも、
“実務×資格”を持つ人は両方を持つ。
だから強い。
転職市場でも圧倒的に有利になります。
私は実務を6年積んだ結果、
37歳でプライム上場企業に転職できました。
③ 最低半年〜1年くらいつけば、景色が変わる
最初の半年は本当に辛いです。
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何をしても遅い
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商流がつかめない
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書類が読めない
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ミスが怖い
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迷惑をかけている気がする
でも、
**半年〜1年で必ず“急に見える瞬間”**がきます。
私はその瞬間が来たとき、
「ああ、実務ってこういうことか…」と心から思いました。
そこから仕事が一気に楽しくなり、
同年代の経理経験者に追いつき、
最後は追い越せるようになりました。
資格は入口。実務でキャリアは伸びる。
この記事で伝えたいことはひとつ。
資格だけでは戦えない。
でも“資格+実務”なら必ず戦える。
私は28歳フリーター、31歳で初めて実務、37歳で上場経理。
誰よりも遠回りをしました。
でも積み上げ続けたら、必ず道は開けました。
もし今あなたが、
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実務経験がなくて不安
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初めの半年が苦しくて折れそう
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「資格だけじゃ意味ないの?」と思っている
そうだとしても、大丈夫です。
実務は、時間をかければ必ず伸びます。
実務経験だけの人を“構造的に逆転できる”のが、資格持ちの強みです。
そして何より──
実務経験の積み上げは、あなたのキャリアの“資産”になります。
焦らなくていい。
半年、1年、2年。
積み上げた分だけ、必ず強くなる。
資格は入口。
キャリアを変えるのは、実務です。
あなたにも必ずできます。