再起

計画倒れにサヨナラ──続けられる計画の技術

計画がうまくいかないのに、計画を立てることはやめられない。
そのたびに「今回こそは」と思うのに、同じところでつまずいてしまう。

計画を立てるのは好きなのに、いざ始めると続かない。
スケジュール帳の最初だけ綺麗で、途中から白紙が増えていく。
そして「またできなかった」と落ち込んでしまう。

私は長い間、このループにいました。
意思が弱いわけでも、やる気がないわけでもない。
それでも計画通りに進められず、自分を責めてしまうことばかりでした。

でも、再起の過程で気づいたことがあります。

計画倒れは“性格の問題”ではなく、計画の作り方そのものが間違っていたということです。
もしあなたが同じ悩みを抱えているなら、私の経験が何かのヒントになるかもしれません。

計画倒れは性格ではなく“設計ミス”だった

過去の私は、計画だけは立派でした。
1週間でここまで進める。
1か月で過去問を終わらせる。
毎日3時間勉強する。

でも実際は、数日で崩れる。
計画通りにいかないと落ち込んで、やる気がさらに落ちる。
「どうせできない」と思い込むようになる。

振り返って気づいたのは、
当時の計画は“続く前提”で作られており、
現実とはかけ離れすぎていたことです。

具体的には…

成果ベースで考えていた

「今日は何ページ進める」
「今週でこの章を終わらせる」

こうした“成果基準”の計画は、達成できなかった瞬間に破綻します。
成果はコントロールできません。行動はできても、結果は読めないからです。

行動の意味づけが曖昧だった

私は長い間“机に向かう時間=努力”と思っていました。
でも本当に大事なのは、行動が目的と繋がっているかどうか。

目的の見えない計画は、消耗するだけで続きません。

初学者なのに“完成された計画”を真似していた

宅建や簿記の最初の頃なんて、正直何が何だか分かりませんでした。
宅建の民法1周目は読むだけで手一杯。
理解に時間がかかるのは当然なのに、
いきなり最短合格者のスケジュールを真似しようとしていました。

できない計画を立てて自信を下げる。
これが計画倒れの正体でした。

失敗から学んだ“続く計画の作り方”

会計士試験に挑戦していた頃、私は常に不安でした。
範囲は広い、理解は浅い、成果は出ない。
机に向かっているのに前に進んでいる実感がない日が続きました。

でも、簿記や宅建に挑み直したとき、
計画の作り方そのものを変えたことで、
ようやく“続く”感覚が生まれました。

ここからは、実際に私が効果を感じた方法です。

計画は“成果”ではなく“行動”に落とし込む

・3時間勉強する → NG(行動が不明確)
・机に10分座る → OK(行動が明確)
・問題を3問だけ解く → OK
・動画を20分見る → OK

行動なら、コントロールできます。
結果を求める計画は崩れますが、行動基準の計画は続きます。

最初は“10分だけでもいい”ところから始める

「10分で十分」ではありません。
「10分だけなら始められる」という意味です。

初学の頃は理解も定着しにくいし、とにかく時間がかかる。
だから、私はまず“机に10分座る”ことから始めました。
これが習慣の最初の一歩でした。

少し背伸びすれば届くラインに負荷を置く

難しすぎても続かない。
簡単すぎても成長しない。

大切なのは
「少しだけ背伸びすれば届く」
というラインに設定することでした。

この適度な負荷が、継続と成長を同時につくります。

60%できたらベター。100%は“計画が甘い”

私は、60%達成できたら「ベター」としていました。

なぜなら、計画は未来の自分への仮説だからです。
100%できてしまう計画は、
実は“負荷が軽すぎる”サインのことも多い。

計画の役割は、
“行動の方向性を示すこと”
です。

100%達成にこだわるほど、計画は続きません。

最後は“逆算”で整えていく

成果が出るまで時間はかかります。
だから私は、試験日から逆算してこう置くようにしました。

・試験2週間前=模試のピーク
・最終2週間=総まとめと苦手潰し
・それ以前=基礎固め

逆算することで、
初めて「今日の行動」が意味を持つようになりました。

今日からできる“続く計画”の始め方

今日からできることはシンプルです。

今日やる行動をひとつだけ手帳に書く

・机に10分座る
・問題を1問だけ解く
・動画を20分見る

まずは“行動の書き出し”から始める。

行動ログを残す

行動できた日はチェックをつける。
“続いた証拠”が積み重なるとと、少しずつ自信が戻ります。

習慣化したら、少しだけ負荷を上げる

「今日はやりたくない」より
「やらないと気持ち悪い」に変わったら、
それが習慣化の合図です。

そこから負荷を少しだけ上げればいい。

計画は性格ではなく、設計で変えられます。
あなたの行動も、今日から変えられます。

一緒に前へ進んでいきましょう。