再起

継続できなかった私を変えた“ルールの減らし方

継続の仕組みをつくりたいのに、ルールを決めても続かない。
やる気はあるのに三日坊主で終わってしまい、
「またできなかった」と自己嫌悪だけが積み上がる。

これは、28歳までフリーターだった頃の私そのものでした。

当時の私は、計画を立てるのは好きなのに、なぜか続かない。
始める前はやる気があるのに、数日で崩れてしまう。
そして「やっぱり自分は続かない」と落ち込んで終わる。

でも、再起の過程で気づいたことがあります。

続かないのは“性格”の問題ではなく、ルールの作り方が間違っていただけだった。

この記事では、継続できなかった私が変われた「ルールの減らし方」をお伝えします。

続かないのは性格ではなく“ルールの設計ミス”だった

私は長い間、「立派な計画を作ることが正しい」と思っていました。

・毎朝6時に起きる
・毎日30分ウォーキング
・資格の勉強を2時間
・寝る前に必ず復習

書いてみれば完璧です。
でも現実はまったく続きませんでした。

理由はシンプルでした。

計画を“願望”で作っていたからです。

計画を立てる瞬間は、どうしても気持ちが前向きになります。
「これくらいならできるはずだ」という理想の自分が計画を作ってしまう。

でも、実行するのは仕事で疲れた自分。
睡眠不足の自分。
気分が乗らない自分。

理想の自分が作った計画を、現実の自分が毎日守れるわけがありません。

このズレが、継続できない最大の原因でした。

私を変えたのは“ルールを減らす”ことだった

続けるために必要だったのは、
完璧な計画ではなく、最低限のルール でした。

私は手帳に、タスクを10個も書いたりしませんでした。
多ければ迷うし、開くのも嫌になると分かっていたからです。

だから、書くのは 3つ程度だけ

しかもその3つは、
「絶対に達成できるレベルまで落とし込んだタスク」 にしました。

具体的には

・「仕事終わりに2時間勉強する」
 → 「机に10分座る」

・「毎朝30分ウォーキング」
 → 「一日かけて1万歩歩けばOK」

・「テキストを1章終わらせる」
 → 「1項目だけ読む」

見栄えは良くありません。
でも、これは“継続できなかった私”が作れる現実的なルールでした。

そして最も大事だったのは──

3つ全部できなくても、1つできれば“継続”とみなすこと。

当時の私は完璧主義で、
「全部できないと意味がない」と思い込んでいました。

でも実際は逆でした。

続ける力は、完璧からではなく“1つの達成”から育つ。

1つでもできれば、それは積み上げです。
それを毎日続けることで、
「今日も続けられた」という事実が少しずつ自信になっていきました。

行動レベルに落とすと迷いが消える

継続できない人のほとんどは、
“実行の瞬間に迷って” 行動が止まります。

私もそうでした。

・今日は何をすべきか
・どこから手を付けるか
・どれくらいやれば今日のノルマを達成したと言えるのか

この迷いが、行動のハードルを上げていました。

だから私は、タスクを徹底的に 行動レベル にしました。

・机に向かう
・テキストを開く
・1項目だけ解く

これだけで、行動のハードルが一気に下がります。

“迷わない状態”をつくることが、継続のちからを育てます。

「できた日」を数えるための仕組みが必要だった

私は、できたタスクには横棒を引いていました。

どんな日でも、最低限の行動が1つできれば横棒が増える。
それだけで満足できたし、
「今日も続けられた」という実感が生まれました。

継続とは、
できなかった自分を責めることではなく、できた日を増やす作業
だと気づきました。

これは、10年かけて実感したことです。

10年かけて再起した。でも、まだ途中です

私は28歳から再起を始め、10年かけてここまできました。

・28歳までフリーター
・現場の正社員へ
・本社異動で経理をスタート
・37歳でプライム上場企業へ転職

こう書くと順調に見えるかもしれませんが、
途中で何度も悩み、立ち止まり、戻ってしまう時期もありました。

そして今も、私は再起の途中にいます。

だからこそ、
最低限のルールだけは、今でも変えずに続けています。

毎日の小さな行動が、未来を少しずつ変えていく。
再起は一気に起きるものではなく、積み上げの先に生まれるものです。

今日からできる行動

今日からはじめるなら、たったひとつでいい。

「今日の最低限の行動」を手帳に1つだけ書く。

・3分だけ机に向かう
・テキストを開くだけ
・1項目だけ読む

これだけで十分です。

続ける仕組みは、
いつだって小さな行動から始まります。

一緒に前へ進んでいきましょう。