就職や転職の場面では、学歴が“初期値”として扱われることがあります。
SNSでは同世代の成功例が目に入り、比較する材料として学歴はあまりにも分かりやすい。
そのたびに、自分の過去を掘り返して落ち込んでしまう。
学歴に自信がないほど、「未来まで閉ざされたような感覚」を抱きやすいのだと思います。
「学歴が弱い自分は不利なのではないか」
「積み上げてきたものが何もない」
「この先、どう頑張っても届かないのでは」
過去の私です。
理系大学を出たものの専門性はなく、履歴書で語れる経験もゼロ。
過去を振り返るたびに、自分の弱さばかりが浮き彫りになっていました。
この記事では、
学歴コンプレックスに縛られて動けなかった私が、どうやって未来を変えていったのか──
その一次情報を書いていきます。
あなたが過去にとらわれずに“一歩を踏み出す”ためのヒントになれば嬉しいです。
なぜ会計士挑戦は失敗し、何が残ったのか
私は理系の大学を卒業しましたが、胸を張れるような学歴ではありませんでした。
簿記を学んだ経験もなく、専門性もなく、就活に向き合う自信もありませんでした。
同級生が就職活動を始める時期になると、焦りと不安が混ざったような感覚がありました。
「この学歴で本当に通用するのか」
「自分には武器が何もない」
「働き始めてもすぐに置いていかれるのでは」
そんな不安から、私は就職活動よりも“資格”に意識が向くようになりました。
そして、「公認会計士なら一発逆転できる」と思い込み、挑戦を始めました。
授業以外の時間はアルバイトで埋めて約80万円を自分で用意し、
大学3年生の秋に予備校へ通いました。
懸命に勉強を続けましたが、最初の短答式試験は不合格。
卒業後も就職せずに勉強を続けましたが、独学では結果が出ず、時間だけが過ぎていきました。
気がつけば 28歳。
実務経験ゼロ、社会人経験ゼロ、就職経験ゼロ。
過去を振り返るとつらい記憶ばかりで、
「この6年間で何をしてきたのだろう」と思う日もありました。
再起の起点は「簿記2級だけ」の状態からだった
挑戦を終えると決めたとき、手元に残っていた“証明できる積み上げ”は
簿記2級だけ でした。
6年の挑戦の末に残ったものがこれだけだと思うと落ち込みもありましたが、
同時に「ここからやり直すしかない」という気持ちも生まれました。
ただ、当時の私は28歳。
ここから実務を始めるには若くはありません。
簿記2級のままでは採用のインパクトが弱いと感じていました。
だから私は、迷いながらも 簿記1級まで取る と決めました。
会計士試験の勉強が土台にあったとはいえ、独学で1級まで進むのは簡単ではありませんでした。
それでも、「未来の選択肢を広げるにはここしかない」と思ったのを覚えています。
結果として、この1級が
アルバイト → 正社員登用 → 本社経理 → 上場企業連結
という再起の道につながりました。
簿記1級は、過去を帳消しにするための資格ではありません。
未来を変えるための“行動そのもの” でした。
小さな積み上げが未来を変える理由
簿記1級を取得してから、私の道は少しずつ変わっていきました。
最初はアルバイト先での正社員登用。
続いて本社経理への異動。
そこから転職活動を経て、プライム上場企業の連結決算担当になりました。
学歴が評価されたわけではありません。
華やかな経歴があったわけでもありません。
ただ、行動の積み上げが未来を形づくった だけです。
過去は変えられません。
でも、行動が変われば、未来はいくらでも書き換えられます。
簿記2級しかなかった私が、それを証明できました。
過去は変えられない。変えられるのは“今日の行動”だけ
学歴コンプレックスで苦しむ人の多くは、
「過去の事実を変えようとしてしまう」
そこに苦しさの原因があります。
どれだけ悔やんでも、過去は変わりません。
変えられるのは、
今日の行動だけです。
学歴は“未来のスタート地点”を決めるだけで、
どこまで行けるかは、今日の行動で決まります。
過去の私が変わったのは、成功したからではなく、
過去に振り回されるのをやめて、“今日やること”だけに集中するようになったからです。
そして、その行動は小さければ小さいほどいい。
続けられることが、いちばん強いからです。
今日からできる行動は、こんなにシンプルで構いません。
・過去を変えようとしない
・今日やる行動を一つだけ決める
・行動できた事実を一行だけ残す
・他人ではなく“昨日の自分”と比べる
これだけで、未来は少しずつ変わっていきます。
学歴が未来を決めるわけではありません。
未来を決めるのは、あなたの今日の行動です。
一緒に前へ進んでいきましょう。
