通勤時間は、
「何かを積み上げる時間」だと思われがちです。
本を読む。
資格の勉強をする。
音声学習で差をつける。
できれば理想です。
でも、
28歳までフリーターだった私が
再起を誓って働き始めて、
真っ先に直面したのは別の現実でした。
再起には、思っている以上に時間がかかる。
そして、その前に“消耗して退場する人”が多い。
この記事では、
28歳フリーターから再起を誓った私が、
通勤時間を「成長の場」ではなく
体力と精神を消耗する環境として捉え直し、
再起を終わらせないために意識していたことを書いています。
効率を上げる話ではありません。
意識高い行動の話でもありません。
消耗しきって脱落しないための、現実的な工夫です。
今、通勤だけで疲れ切っている人の
思考を整理するきっかけになれば幸いです。
目 次
通勤時間は、想像以上に体力と精神を削る
片道60分、往復120分。
満員電車に揺られながら、
私は毎日、少しずつ削られていました。
電車が来た瞬間、
座れるかどうかを一瞬で判断する。
空いていそうなドアに向かう。
でも、先に座られてがっかりする。
「まだ立つのか」と思いながら耐える。
腰が痛くなってくる。
網棚に荷物を置こうか迷う。
置いたら、降りるときに忘れないか気になる。
「あと何駅だ」
「降り過ごしたら間に合わない」
たまに本を読んでいたら、
集中しすぎて逆に焦る。
都内行きの電車では、
座れても気が抜けません。
肩がぶつからないか。
周りに不快感を与えていないか。
通勤という環境そのものが、
体力と精神を確実に消耗させる場所
だと思っています。
「通勤時間=自己研鑽」という前提が地雷だった
再起を誓うと、
どうしてもこう思ってしまいます。
「この時間も使わなきゃ」
「みんなやっているはずだ」
「何もしていない自分は遅れている」
でも、この考え方は
私にとって地雷でした。
すでに消耗している環境で、
さらに自分を追い込む。
結果どうなるか。
・頭に入らない
・集中できない自分を責める
・帰宅した頃には何も残っていない
これを続けると、
再起は静かに終わります。
だから私は、
通勤時間の位置づけを
成長する場所じゃない。
再起を削られないように“守る場所”。
と決めました。
それでも何かするなら「耳」だけ使う
それでも、
何もしないと不安になる日があります。
そんなときに使っていたのが、
耳だけを使う行動でした。
・Audibleで本の朗読を流す
・Podcastを流す
ここで大事なのは、
理解しようとしないことです。
内容が頭に入らなくてもいい。
覚えていなくてもいい。
目的は一つ。
思考がネガティブに沈むのを防ぐこと。
BGMに近い感覚でした。
「今日は全然入ってこなかったな」
それでOK。
通勤時間は、
成果を出す時間ではありません。
精神を安定させる時間です。
資格勉強は「復習だけ」に限定した
もう一つやっていたのが、
資格勉強の使い方を絞ることです。
新しい論点はやらない。
理解を深めようともしない。
やるのは、
何度も間違えた問題の確認だけ。
・答えを見る
・「あ、これか」と思う
・終わり
考え込まない。
ノートも取らない。
通勤時間で前進しようとせず、
後退しないことだけを狙う。
これだけで、
平日の夜に机に向かう余力が残りました。
何もしない、と決める日もあった
正直に言うと、
何もやらない日もありました。
スマホでゲームをする。
ニュースを流し読みする。
ぼーっと外を見る。
これも、
意図的な選択でした。
再起で一番危険なのは、
「常に頑張らなきゃ」という思考です。
通勤という消耗環境では、
回復に振り切る判断も必要です。
やらないことを、
ちゃんと決める。
これも、再起を続けるための工夫でした。
通勤時間で再起は完成しない
はっきり言います。
通勤時間だけで、
人生は変わりません。
資格も取れないし、
キャリアも積み上がらない。
でも、
通勤時間で再起が終わることはあります。
消耗しきって、
家に帰って何もできなくなる。
これが最大の地雷です。
だから私は、
・余裕がある日は耳だけ使う
・集中できる日は復習だけ
・無理な日は何もしない
この3つを、
その日の状態で選んでいました。
人生の再起は「止まらない設計」で決まる
再起は、
気合や根性では続きません。
環境をどう捉えるか。
どこで力を抜くか。
その設計で決まります。
通勤時間は、
頑張る場所じゃない。
再起を終わらせないために、
守る場所です。
もし今、
・通勤だけで疲れ切っている
・何もできていない気がする
・自分を責めてしまっている
そんな状態なら、
まず認識を変えてみてください。
あなたが弱いのではありません。
環境が消耗する前提なだけです。
再起には時間がかかります。
だからこそ、退場しないことが何より大事です。
できることを、できる形で。
できない日は、はっきり休む。
それでいい。
一緒に、
再起を終わらせない工夫を積み上げていきましょう。
