再起

わからない所に付箋を貼らなかった理由 ──私は「理解」ではなく「得点最大化」で勉強を設計していた

資格の勉強をしていると、
一度はこう考えると思います。

「わからない所に付箋を貼った方がいいのかな」

実際、付箋自体は悪いものではありません。
弱点が見えるし、真面目に勉強している感覚もあります。

それでも私は、
最初から「わからない所」に付箋を貼ることはしませんでした。

理由は、怠けたいからでも、雑に勉強したかったからでもありません。
むしろ逆で、最後まで走り切るためでした。

この記事では、
資格の勉強をしているときに多くの人が迷う
「わからない所に付箋を貼るべきかどうか」という判断について、
私自身がどんな前提と基準で考えていたのかを書いています。

付箋を貼る・貼らないの正解を決める記事ではありません。

この記事を読むことで、
「自分はなぜその勉強法を選んでいるのか」を言葉にできるようになり、
勉強中の余計な迷いや判断を一つ減らすヒントを持ち帰ってもらえたら嬉しいです。

一般的に言われている付箋の使い方

よく言われるのは、こんな使い方です。

・わからない所に付箋を貼る
・復習の目印にする
・弱点を可視化する

一見すると、とても正しそうに見えます。

ただ、私の勉強設計とは噛み合いませんでした。

私の前提は「7周・アウトプット重視」

私の宅建資格の勉強は、最初からこう決めていました。

・問題集は7周する前提
・インプットよりアウトプット重視
・途中で止まらないことを最優先

この前提に立つと、
最初の1〜2周で出てくる「わからない」は、ほぼすべてノイズになります。

なぜなら、
最初は全部わからないのが当たり前だからです。

「わかる/わからない」を毎回判断するのが一番面倒

正直に言うと、
私が一番避けたかったのはここでした。

・これは理解できている?
・付箋を貼る?
・どの色?
・後で見返す?

この判断を、問題を解くたびに入れる。

これが、とにかく疲れる。

付箋だらけになったテキストを見るたびに、
「できていない自分」を突きつけられている感覚もありました。

私は
付箋だらけで“勉強をやっている感”を出したくなかったし、
処理しきれないタスクを積み上げたくもありませんでした。

だから、結論としてこう決めました。

最初は、判断しない。

私は「5周してから」付箋を貼った

では、まったく付箋を使わなかったのかというと、そうではありません。

私は、5周終わった時点で初めて付箋を使いました。

基準はシンプルです。

・5周しても、まだ引っかかる
・毎回、選択肢で迷う
・解くたびに時間がかかる

これに当てはまる所だけ、付箋を貼りました。

付箋の基準は「理解」ではなく「本番で時間を失うか」

この基準は、
試験本番から逆算して決めています。

試験は、理解を披露する場ではありません。

限られた回答時間の中で、
得点を最大化するゲームです。

だから私にとって重要だったのは、

・どこが分からないかではなく
・どこで時間を失うか

5周しても残る違和感は、
本番でも迷う可能性が高い。

逆に、
最初は分からなくても、周回の中で自然に切れるようになった論点は、
本番では問題にならない。

そう判断しました。

付箋を貼った論点は「10周やる」と決めていた

もう一つ、決めていたことがあります。

付箋を貼った所は、最終的に10周やる。

中途半端に管理しない。
貼った以上、最後まで向き合う。

だからこそ、
付箋の数は少なくていい。

付箋は増やすためのものではなく、
減らすためのものだと思っています。

宅建でこのやり方が機能した理由

宅建は、範囲がとにかく広い資格です。

最初の数周で「分からない所」に全部付箋を貼っていたら、
確実に破綻していたと思います。

でも、

・7周前提
・5周までは判断しない
・残った違和感だけ拾う

この設計にしたことで、
「本番で迷う論点」だけを集中的に潰せました。

結果として、
勉強が重くならず、最後まで走り切れました。

付箋は勉強法ではなく、思考の話

付箋は、勉強法ではなく思考の話だと思っています。

付箋を貼るかどうか。
ノートを作るかどうか。

それ自体に、正解はありません。

大事なのは、

・何を最適化したいのか
・理解か、安心か、それとも得点か

という基準を、先に自分で決めておくことです。

私は、
得点の最大化と、
判断を減らすことを選びました。

だから、最初から付箋を貼らなかった。

もし今日、勉強法で迷っているなら、
新しいやり方を増やす必要はありません。

まずは一度だけ、
「自分は何を最適化したいのか」
を紙に一行書いてみてください。

それだけで、
付箋を貼るかどうか、
ノートを作るかどうか、
次にやることが、少し決めやすくなります。

次の記事では、
8周目以降、付箋を貼った「わからない所」をどう周回したか、
具体的な回し方と考え方を書こうと思います。

私は今も再起の途中です。
一緒に、前へ進んでいきましょう。